あおかみろんぐ

フィギュアとバイクとシャニマス

コミネ 電熱グローブ(EK-215)とUSBコンバーター(EK-315) ゆるふわインプレ

冬のバイクは苦行である―――。

 

バイクの走行中に身体に当たる風速(m/s)は時速(㎞/h)÷3.6で求められるという。
上記で算出した風速と、気温、湿度をミスナール計算式に当てはめると体感温度を求めることができます。
例えば、気温5℃、湿度30%の中を時速60kmで走行した場合、体感温度-2.9℃になります。

 

真冬の冷たい風を全身に浴びながら走るという行為はまさに苦行。

特にツラいのは指先だ。

バイクの乗車姿勢の関係上、走行風を真っ先に浴びるのが指先。

インナーグローブを何重も付ける方法もありますが、ハンドル操作が覚束なくなって危ない。
カブやアドベンチャーバイクならナックルガードを付けるのも良いです。
が、筆者のバイク(GB350)はそういうのではないので嫌。
掌や手の甲ならまだしも指先にはホッカイロを仕込むことはできない。

だからね、

結局ね、
冬はジャパンの伝統芸、コタツにみかん、デンドロビウムスタイルでスマホポチポチしてれば良いんですよ。

 

ポチポチ…………。

 

ポチ。

 

…………。

 

…………。

ん~!コパコパしてきた~!

(※本記事は2022年のクリスマス時期に公開するはずでしたが予約投稿ミスってて2023/1/15に公開しました。ハァ?)

 

 

コミネ デュアルヒートプロテクトエレクトリックグローブ(EK-215)


商品名が長いですが、要は電熱グローブ
こちらはLサイズのブラックとなっています。

 

白字で書かれた『ELECTRIC HEAT SYSTEM』が最高にコミネらしいね。ダサい。
コミネと言えば『KOMINE SAFETY & INNOVATION』という伝統のクソダサロゴもあります。もちろんこのグローブにもあります。手の甲の白いラインの下に目立たないように黒字で。
いやこれもう自分でもダサいの分かってるんじゃ…。

 


掌。
親指と人差し指はスマホ対応。

 


手首の内側にバッテリーを収納するスペースがあり、ケーブルもそこから出ています。
ケーブルの先端にはキャップが付いていますが、外した後のフォローは何もないので無くしそう。

 

 

 

コミネ USB 5V-7.4V グローブコンバーター (EK-315)

電熱グローブという名の通り、温めるには電気が必要です。
これまでは、専用バッテリーを使うor車載バッテリーに繋ぐorシガーソケットに繋ぐという3パターンのどれかでした。
が、2021年にこのUSBグローブコンバーターが登場したことで、USBモバイルバッテリーも利用可能になりました。

ケーブルは約1.1m。

 

手持ちで一番大きいモバイルバッテリー(ANKER PowerCore 26800)を接続。

 

電源ボタン長押しで点灯。

下にバッテリー残量が出るとのことですが、モバイルバッテリーの残量MAXでもグローブ側はMAX表示にならない。なんで?

おまけにボタン同士の遮光が雑で、別のボタンから光が漏れてしまっているというね…。

電源ONの状態で電源ボタンを押すと暖かさが強(赤色70℃)・中(緑色50℃)・弱(青色30℃)と切り替わります。

その横に手が描いてあるボタンを長押しすると10秒経たずにグローブが暖かくなります。この状態でボタンを押すと暖かくなる箇所を切り替えることができます。

水色は指先と掌、緑色は指先のみ、ピンク色は掌のみ。

指先は手の甲側(バイク乗車時に風が当たる面)だけ暖かくなります。

 

 

ネット見てると、ひとつのモバイルバッテリーから両手同時にハイパワーで稼働させると電源落ちるという口コミがあったのですが、大容量のモバイルバッテリーなら問題ないようです。

 

 

インプレ

まずは関東の12月の夜に走ってみた。

ハイパワー&指先のみで、時速60キロで巡航。この日は気温2℃、湿度30%でした。

ミスナール計算式で体感温度を求めると、-12.5℃。オイオイオイ、死ぬわ。

 

で、完走した感想ですが、

  • ほんのり暖かさを感じるか感じないか程度だけど、寒くはない。
  • ただし高速道路で長時間走っていると低温火傷しそう。適宜手を開いたりにぎにぎした方がいい。
  • 新品だからか固くて動かしにくい。インナーグローブ付けるとかなり厳しい。手首のベルトをちゃんと締めれば少し改善される。インナーグローブ前提でワンサイズ大きくしたけどピッタリで良かったかも。
  • フルフェイスなら大丈夫だけどジェットヘルまたはハンドルの位置が高いと電源パネルの光が目に入って眩しそう。
  • 電源OFFだと一般的な冬グローブより少し劣るくらいの性能。
  • モバイルバッテリーは胸プロテクターのポケットに入れましたが、モバイルバッテリーをONにしないとグローブの電源がつかないのがメチャクチャだるい。
  • グローブの電源ONにした上で加熱箇所をONにしないといけないのだるい。
  • 分かっちゃいたけどバイクから乗り降りするときケーブル接続するのが面倒。そのうち断線やらかすと思う。
  • 指先&掌にすると暖かさが弱くなった。
  • 切り替え機能いらなかった。指先だけで充分。

 

また、モバイルバッテリー側のインプレになってしまいますが、数日後にツーリングしたときは、朝高速に乗ったときは強で約1.5時間、夕暮れ以降に下道で帰ったときは中で約2時間強使って、残量は半分くらいでした。

USBコンバータケーブルがあれば手持ちのモバイルバッテリーが使えるので残量の不安は皆無ですが。

 

 

総評としては、もうこれ無しで冬のツーリングは考えられないです。
電熱は正義。

ただ、毎回ケーブル繋ぐの面倒なので、近場走るとき用に専用バッテリー(グローブに収納できるやつ)もたぶん買ってしまうだろうなって。

お値段はもうちょいなんとかならんのかとは思う。
中華電熱グローブでもいいのでは?と悩みましたが結局コミネマンになることにしました。信頼性を買ったと思ってる。

そんな感じで終わり。