f/1.2は蕩ける世界
(これ以上の写真はこの先にありません)
会社ァのニコンユーザの方から『Ai Nikkor 50mm f/1.2S』をお借りさせてもらったので、レビューっぽいことをします。
こちらは1981年9月発売という、とても古いレンズです。マウント形式は同じなので、僕の所有するD5200でも問題なく装着できます。
なんとなく分かるスケール比較。
左は40mm f/2.8のレンズ。右はfigma鹿島さん。
簡単なスペックとしては以下の通り。
・AF無し。
・最短撮影距離は50cm。
・F値はカメラ本体からは変更不可。レンズ本体のダイヤルで変更。
黒い点に合わせます。下の画像だとF5.6の状態。
・測光は"中央部重点測光"固定。
・露出は表示されない。
(Ai Nikkor 50mm f/1.2S装着時のinfo画面)
(APS-C用レンズ装着時のinfo画面)
このレンズ最大の特徴は、現行のニコンレンズでもっとも明るいf/1.2という点。ついこの間、ニコン初のフルサイズミラーレス発表会で、f/0.95という凄まじいレンズが発表されたので降格確定してしまいました。
f/0.95ってなんだよ・・・?
さて、
まずは鹿島さんで絞り値を確認。
■f/1.2
NIKON D5200 | Ai Nikkor 50mm f/1.2S | 1/6sec | f1.2 | ISO100
■f/2
NIKON D5200 | Ai Nikkor 50mm f/1.2S | 1/3sec | f2 | ISO100
■f/2.8
NIKON D5200 | Ai Nikkor 50mm f/1.2S | 0.62sec | f2.8 | ISO100
■f/4
NIKON D5200 | Ai Nikkor 50mm f/1.2S | 1.3sec | f4 | ISO100
■f/5.6
NIKON D5200 | Ai Nikkor 50mm f/1.2S | 2.5sec | f5.6 | ISO100
■f/8
NIKON D5200 | Ai Nikkor 50mm f/1.2S | 5sec | f8 | ISO100
■f/11
NIKON D5200 | Ai Nikkor 50mm f/1.2S | 10sec | f11 | ISO100
■f/16
NIKON D5200 | Ai Nikkor 50mm f/1.2S | 20sec | f16 | ISO100
どの絞り値でも鹿島さんは可愛いですねぇ!(主旨崩壊)
f/1.2は、もうピントがわけわからん。ピントが紙とはこの事か。
f/2.8からクッキリとしてきます。描写力はとても良い。
が、最短撮影距離50cmは、フィギュア撮りには遠いです。
上で掲載している写真で限界です。バストショットすら厳しい。
惜しい・・・非常に惜しい・・・。
フィギュア撮りは厳しいと分かったので、外出。
こいついつも鹿島神宮行ってんな?
だって、家からほど良い距離だし利根川沿い走ってて気持ち良いしバイク無料で停められるしお水美味しいし森林浴気持ち良いし(早口)
せっかくなのでf/1.2縛りで撮ってみた。
紙ピントなのでクソみたいな写真が大量に撮れました(自白)
でも、そのおかげで後ろの光源が良い感じになるいわゆる"丸ボケ"は作りやすいです。冬のイルミネーションとか幻想的に撮れそう。
手振れ補正はありませんが、非常に明るいレンズなので問題なし。
ただ、f/1.2だけで撮ろうとすると、AFも無いのでピント合わせでシャッターチャンスを逃す恐れがあります。基本は2段階以上絞って運用して、ここぞで開放という中二スピリッツ溢れる使い方がいいのかも。
個人的な事情を言うと、APS-Cに50mmは遠い。カメラ構えてから5,6歩下がるをずっとやってました。このレンズをスナップショットで使うなら、やはりフルサイズのカメラでないと扱いづらい。
フルサイズデビューの日は近い・・・?
>>スタンダードモデルのZ6はボディ単体で27万前後です!!
解散!